拙い言葉、備忘録と、音楽

思いついた言葉たちで、自分と自分の音楽について話します。

もう夏が来る。

夏休み、幸福感とともにどことなく虚しさを感じながら見上げる青空のような、

最近はそんな晴れ渡る空を目にする機会が多く感じます。

 

 

 

 

これから梅雨の時期に入っていくのは重々承知で、気が早いですが、今回は自分が「夏の寂しさ」を感じるような曲を紹介したいと思います。

暇つぶしにでも読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では早速。一つ目は、アカシックというバンドの「スーパーサマーライン〜消えたはずのセレブのあいつ〜」という曲です。

 

 

この曲の夏らしさは、ボーカル・理姫の絶妙な言葉選びと、耳に残る癖のある声質、歌い方にあると感じています。

 

全体を見ると、文章というよりも単語を並べたような歌詞が用意されているのですが、その単語ひとつひとつが鮮明に頭の中に入ってきて、反射的に風景として浮かべてしまう。

 

ボーカルにかかる残響とキーボードの音が夏の寂寥感を演出しています。イントロの印象的なベースラインと、耳触りの良いカッティングが爽やかです。


アカシック「スーパーサマーライン〜消えたはずのセレブのあいつ〜」MV

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二つ目です。Liaの「夏影 [Cornwall summer mix]」という曲です。

 

 

この曲は、もともと「AIR」というゲーム作品のBGMとして使用されていた「夏影」のメロディーをサビに採用して、歌詞をつけたものです。

 

また、「夏影」にはいくつかバージョンがあり、今回紹介した「夏影 [Cornwall summer mix]」もそのひとつです。

 

ではなぜ、今回このバージョンを選んだのか。それは「ノスタルジア」を感じさせるという点で群を抜いていると感じたのが理由です。

 

最初に出たバージョンはピアノ伴奏のみでしたが、このバージョンは複数の楽器が追加され、より壮大なイメージになるように仕上がっています。さらにサビ頭ではLiaの突き抜けるような高音が清涼感を演出します。

 

また、Liaのひとつひとつを噛みしめるように、丁寧に歌う特徴は、歌詞がリスナーの頭の中にスッと入ってくることにも繋がっています。AIRというゲームで描かれた情景が、ある暑い夏の出来事が、子どもの頃無邪気にはしゃいだ夏休みが目の前で紡がれていきます。

 以下のリンクから視聴できます。

https://mora.jp/package/43000033/QLCD-0010-11/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は「夏の寂しさ」を感じられるような曲を紹介しました。あの季節の中でしか感じることができない、独特な感情が僕は好きです。ぜひ二曲とも聴いてみてね。

 

 

夏の曲作りたいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はここまでです。また気が向いたら書こうと思います。

ではまた。

 

 

 

 

 

 

「過ぎ去っていく夏は、あなたにとってどんな思い出になるでしょうか。

忘れていったあの夏は、もう誰のものでもない。ただ私たちは心の中にいくらか寂しさを残して、涼しい秋の風が吹き抜けるのを待つだけなのです。」