結果ぺーぺーなのが悪い
自分がどんな体裁でブログを書いていたかとか、どんな雰囲気でやってたかとかそんなことは忘れてしまったがまあいい。前の記事までは基本ですます調で書いていた気がするが、今はそういう気分ではないので。
僕がなかなかブログの記事を更新しなかった(なんなら忘れていた)間に、うちのバンドメンバーであるアサノがブログを始めていた。彼のブログをちらっと読んできたが、自分の頭の中身を文章として成立させる点において僕より一枚上手である。言葉遣いや文の切り方なんかも読みやすさに繋がっているような気がするが、あるいは気のせいかもしれない。
彼はバンドのTwitterアカウントの方で短いコラムなんかも書いている。140字ではなくメモ帳かなんかのスクリーンショットを載っけているわけだが、これがサクッと読みやすいような内容でまとまっており、一つのツイートに画像は4枚までという制限に上手く適応している感じがする。
その印象でブログを読み始めると、まず内容の持つテンションの差のようなものに驚かされる。どことなくダーク、くすんだ感じというのだろうか。コラムが浮立ったアサノだとするなら、ブログはいたって冷静。賢者モード。午前3時。そういう印象である。
コラムとブログで自然と分かれる文章の方向性。そういった方向性の違いをなんとかバンドのサウンドにも落とし込んでいただきたいと思いつつ、僕個人としても今後の更新を楽しみにしていようと思う。読んでない人がいれば読んでみて欲しい。彼に元来備わっている性格のようなものが滲み出ているので是非とも。
リンク貼るのはめんどいのでTwitterとかから飛んでみて。
話は変わる。ライブハウスで音楽をやっている以上、ライブハウスに聴きに来てもらいたいなどという我儘があることを許してほしい。だがライブハウスでの例えば僕らのバンドのようなコンテンツを現代の娯楽コンテンツと照らし合わせてみると、なかなかライブハウスに足が向かないという意見も理解できる。
例えば映画館で観る映画。大抵は2000円以下で観ることができると思う。この前僕が観に行った映画館では、3時間の映画がレイトショーで1400円だった。入り口付近には任意で購入することのできるポップコーンやドリンクが用意されている。観たい映画を事前に決めて、観たい映画だけを楽しむことができる。ごく当たり前のことである。
比べてライブハウスで聴くアーティストについて。僕のようなぺーぺーが出演するライブでも、チケットは2000円以上が平均であるように感じる。加えて必ず支払わなければならないドリンク代がつくことが多い(これに関してはライブハウスというものがバー的な要素をもともと含んでいることが関係しているのだろうか)。また大抵は数バンドが一緒にライブをする形式であるため、聴きたいアーティスト以外も出演することが多い。「未知のアーティストに出会える」などといったメリットをつけたいところではあるが、ライブハウスに普段行かない人からすれば知りもしないアーティストが数バンド出るライブで目当ては(多くの場合)一つのバンドだけ、それも25~30分程度のライブに2000円も払うなんて高いと思うのも無理はない。
実際、アリーナやホールでライブをしている有名アーティストのファンでさえ、ライブに行くことに関して多かれ少なかれ金銭的な壁を感じているというのだ(特に学生などは仕方ない部分がある、それでも好きだから何とかしてお金を捻出しようとするのである)。そんな中でわざわざ2000円を出させてもっといろんな人に聴きに来てもらおうなどと僕のようなぺーぺーがほざくには、あまりにもコンテンツ力が低すぎる。金額に見合ったコンテンツを提供することが出来ていないのである。
ここまでつらつらと書いてきたが、この問題は結局のところ僕ら自身にも原因がある。ライブハウス側は「この条件でどうですか」とわざわざ(断ることのできる)機会を与えてくれているのだ(これは良く言いすぎたかも)、自分が勝負すると決めたコンテンツに2000円の価値が見出せないのであれば、僕らサイドがライブハウスではない別の方法の可能性を考える余地があるということだ(現在のコンテンツ力で曲を披露したい場合の話。そうでない場合はコンテンツの質を高めるのが先)。
柔軟化しているコンテンツの形態を感じ取り、理解していくことが必要だ。僕らがもうちょっとペーペーじゃなくなればライブハウス自体の繁栄と存続についても関わりたいところではあるが…矛盾ともとれる二つの課題に葛藤しながら、僕らというコンテンツを魅力的なものにしていくことに全力を注ぐのである。
という自分への戒めのようなブログであった。
なんとまとまりのない。話が飛び飛びだ。論理的な思考が苦手なのバレる。
それでは今日はこの辺で。さいなら。
ちなみに3月の最初の方と最後の方、予定空けといてほしいです。よろしくお願いします。